アンケート広場

アンケート結果

歯科検診にはどのくらいの頻度で行かれていますか?

結果

アンケート結果

【投票数:33件】

円グラフ

棒グラフ

2ヶ月から3ヶ月に一度くらいの頻度で、健診に行かれている方が多いようです。
日本には人口のおよそ8割が歯周病、もしくはその前状態にあると言われており、世界で最も罹患者が多い病気とも言われています。(厚生労働省 e-ヘルスネット

出典:厚生労働省 平成28年 歯科疾患実態調査の概要

歯周病は急激に進行するものではなく、目には見えない「歯と歯茎の間」でじわじわと進行する病気です。状態が悪化すると歯が抜けるだけではとどまらず、原因菌(Pg菌)が歯茎の血管から侵入して全身をめぐり、動脈硬化や糖尿病、認知症などの病気を引き起こします。

参照:日本臨床歯周病学会

実際、動脈硬化を起こした結果、検査したところ歯周病菌が見つかったという報告があります。

歯周病の原因菌(Pg菌)はとても厄介な存在です。菌が発育できる環境では1つが2つになり、2つが4つにと、どんどん増殖し、血管を通じ全身の臓器をめぐります。
この菌は酸素を嫌うため、歯周ポケットの奥に多く見られます。増殖するために血液に含まれるたんぱく質やアミノ酸、鉄といったものを必要とします。それが原因で歯茎に炎症を起こし、血液がにじみ出る状態を作ります。

イメージしやすいように表現するならば、歯茎の中に『蚊』がいるようなものでしょうか。非常に憎たらしい存在ですよね。よく、歯周病と口臭の問題が取り上げられますが、Pg菌がたんぱく質を餌としていることも関係があるようです。

Pg菌への対策は「歯と歯茎をよく磨き歯石を作らないこと」や、Pg菌は酸素に弱いため「歯磨きで歯垢をかき出し酸素に触れる状態を作っておく」ことが大切ですので、日々のハミガキは継続して行いましょう。

糖尿病と歯周病などの病気は、一見全く関係の無いように見える病気ですが、カラダというものはすべてが連動的に動いているため、実は密接に関係しています。
Pg菌が歯茎に炎症を起こし、血管の中に菌が侵入すると、炎症を引き起こすTNF-αという物質が作られます。この物質は血糖値を下げるインスリンの働きを阻害するため、結果として血糖値が高い状態が続いてしまい、糖尿病を引き起こす原因となります。
現に歯周病のコントロールを行った結果、HbA1c(糖尿病の診断指標)が下がったという報告もあります。 逆に、糖尿病が原因で歯周病リスクが高くなることも報告されています。

糖尿病や歯周病はどちらも血液や血管に関連する病気ですが、こういった疾患は他の病気の引き金になりうるため、予防と対策が非常に重要です。

ガンとの関連性の機序はまだはっきりとはわかっていませんが、食道がん細胞の中からPg菌と同じくレッドコンプレックスに指定されているT.denticola(Td菌)が多く見つかったことが報告されています。

参照:8020推進財団のページへ

また、歯の病気は健康にとってだけでなく、経済的にも私たちにダメージを与えます。

歯周病と診断され、初期段階であれば1度の診察で約¥2000~¥3000かかります。これが重度の場合で抜歯や部分入れ歯が必要な場合、¥30,000~¥100,000に跳ね上がります(それぞれの状態に合わせた治療になるため金額には幅があります)。
また歯の損失が原因となって、認知症のリスクも高くなります。仮に認知症になってしまったとすると、治療費は月¥340,000になるそうです(高額療養費申請無しの場合)。

治療費以外にも、通院では時間も取られますし、入院した場合にはその期間中仕事を休む必要もあり、治療費以外にも多くのコストがかかります。日頃から予防する習慣をつけ、病気をしないカラダを保ちたいですね。

歯周病の対策が求められる中、ウコンに含まれるクルクミンにPg菌のはたらきを抑制する効果があることが発見されています。

参照:サラヤ クルクミンと歯周病予防

インドは日本よりウコンが身近にありますが、歯磨きの習慣がまだ浸透していないため、歯周病罹患率は高いようですが、カレーの定着と共にウコンは古くからスパイスとしてインドで親しまれ、日本でも当たり前に見かけるようになりました。昔からヒトが食してきたものにこういった効果があることは、安心にもつながりますね。

栄養の基本は、多種多様な食材からさまざまな栄養を摂ることにありますが、歯周病によって歯がなくなると、噛み切れないものが出てくるため、嗜好性の変化や偏りが生じ、食の多様性が失われます。

1本でも抜けてしまい、それをそのままにしておくと歯並びが崩れ、噛み合わせが悪くなります。するとうまく食材が噛み切れなくなったり、食塊形成がうまくいかずにむせてしまったりして、食事が楽しいものでなくなってしまいます。
こうしたことが原因か定かではありませんが、歯がない状態が長く続くと認知症発症リスクが高まることが分かっています。

健康維持は食事が基本ではありますが、オーラルケアを怠るとその食事に影響を及ぼします。おいしく楽しく食事を楽しむためにも、毎日の歯周病予防を習慣にしましょう。

アンケート広場TOPへ