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SDGsについて 日頃環境について意識されていることは何ですか?

結果

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今回も栄養士ウェブアンケート広場にご協力いただきましてありがとうございます。
頂きました結果は下記のようになっております。

【投票数:54件】

円グラフ

棒グラフ

SDGsは、先進国・途上国すべての国を対象に、経済・社会・環境の3つの側面のバランスがとれた社会を目指す世界共通の目標として、17のゴールとその課題ごとに設定された169の達成基準から構成されます。それらは、貧困や飢餓から環境問題、経済成長やジェンダーに至る広範な課題を網羅しており、豊かさを追求しながら地球環境を守り、そして「誰一人取り残さない」ことを強調し、人々が人間らしく暮らしていくための社会的基盤を2030年までに達成することが目標とされています。

この中で豊かな国で暮らす人にとってイメージが難しい、目標2「飢餓をゼロに」についてお伝えしたいと思います。

「飢餓をゼロに」は、文字通り飢餓で苦しむ人をなくそうという取組みです。十分な量と栄養のある食料を手に入れる権利を世界中の誰もが持っています。そして、現時点で世界中の人が食べるのに十分な量の食料が生産されています。それにも関わらず、2019年の飢餓人口は6億8780万人*1に上っており、2014年以降増加し続けています。また新型コロナウイルスの流行により世界的に景気低迷がみられ、状況によって2020年は8300万人~1億3200万人飢餓人口が増加すると予測されています。日本の人口が1億2000万人ですから、たった1年でそれ以上の人が飢餓に陥るということになります。

今世界で1億4400万人もの子どもたちが、慢性的な栄養不良だと言われています(2019年)*2。栄養不良は身体や脳の成長不全を引き起こすだけでなく抵抗力の低下を招きます。それによって普通の風邪や下痢、発熱に身体が対応することができず、命の危険にさらされることがあります。慢性栄養不良の割合はサハラ以南のアフリカおよび南アジアで世界の2/3を占め、その地域に住む3人に1人の子どもが慢性的栄養不良です(図1)。

図1 慢性栄養不良の5歳未満の割合

「栄養不良」は食料が不足し飢餓状態にあることを示すと思いがちですが、栄養が過不足すること・バランスが悪いこともそれに含まれます。栄養不良には大きく分けて3つあります*3

  • 【発育阻害】

    日常的に栄養を十分にとれずに慢性的な栄養不良になり、その年齢にふさわしい身長にまで成長できていない状態。
  • 【消耗性疾患】

    急性あるいは重度の栄養不足が原因で起こる。十分なカロリーがとれておらず、差しせまった死の危険に直面している状態。
  • 【肥満症】

    カロリー摂取が消費を上回る状態。この状態が続くと、その後の人生で心臓病や糖尿病など「非感染性の病気」にかかる危険が増す。

図2 さまざまな栄養不良

ではこの問題を解決するため、私たちは何ができるのでしょうか。

直接的な支援として、寄付やボランティア、食糧支援が挙げられます。物価は世界で異なるため、わずかな募金でも、誰かの数日を救うことに繋がります。また自然災害や紛争によって突然食糧不足に陥った地域の人には、緊急の即時支援が必要なのです。

そのほか学校給食や母子栄養支援もあります。食料不足の地域において学校給食は唯一の食事となり得ることもあり、また新生児や妊産婦の栄養状態の改善は更なる飢餓人口の増加を防ぎます。

飢餓や栄養不良が深刻な国や地域は自力ではその状態を改善できないことが多くあります。持続的な自立のための支援としてはインフラの整備や干ばつ等に強い農作物の開発、フェアトレードもそれにあたります。

間接的な支援としては、情報支援があります。環境が整った日本にいるからこそできる、情報発信や拡散です。SNSやブログで多くの人とつながることができる今日、世界の現状を発信することが、意識改革につながり、支援へと広がるのです。

栄養改善に取り組むこと、フードロスを減らすことなど、身近にできることもたくさんあります。今一度自分には何ができるかを考えてみてはいかがでしょうか。

出典

*1 : 2020 The State of Food Security and Nutrition in the World, FAO, IFAD, UNICEF, WFP and WHO(日本ユニセフ協会ホームページ「世界の飢餓人口増加続く。2030年の「飢餓ゼロ」達成困難のおそれ。ユニセフなど、国連5機関が新報告書」)
*2: Joint Children Malnutrition Estimates-- levels and trends - 2020 edition, UNICEF/WHO/World Bank Goup
*3: 国連広報センター ホームページ「SDGs報告 2019」

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